全事業部門で進むエクソスケルトン活用
グローバル物流にエルゴノミクスを組み込む挑戦
世界有数の物流企業DB Schenkerは、長期間にわたる検証と選定プロセスを経て、SUITX by Ottobockの肩・腰用エクソスケルトンを本格導入しました。
物流業界では、重量物の取り扱いや無理な姿勢による筋骨格系の障害が大きな課題となっています。DB Schenkerでも、年間の病欠日数の約4分の1がこうした身体的負担に起因しており、欠勤期間が6週間に及ぶケースも珍しくありません。これは業績面だけでなく、職場の魅力にも影響を及ぼしていました。
物流の現場に広がるエクソスケルトン
2019年以降、DB Schenkerでは以下のような業務でエクソスケルトンを活用しています。
これらの現場では、すでに技術的・組織的なエルゴノミクス対策は限界まで講じられており、エクソスケルトンは「次の一手」として導入されました。
インダストリアルエンジニアリング、リーンマネジメント、労働安全衛生管理、労使代表からなる横断的なチームは、各作業に最適なエクソスケルトンの選定と、既存のワークフローへの統合の容易さを検証しました。

センサーデータと現場の声を基にした検証
DB Schenkerは、インダストリアルエンジニアリング、リーンマネジメント、労働安全衛生管理、労使代表からなる横断的なチームを結成。各作業に最適なエクソスケルトンの選定を進めました。
第2フェーズでは、SUITX by Ottobockおよび動作解析スタートアップのMotion Minersと連携。センサーベースの動作計測と、従業員・管理者向けのエルゴノミクスコーチングを同時に実施しました。
これらのデータとユーザーのフィードバックを基に、全拠点で活用可能な意思決定フレームワークが構築されました。

受容性を高める導入プロセス
集中的なトレーニングと現場での伴走支援により、従業員は段階的に新しい技術に慣れていきました。特に、労使代表と安全衛生部門を初期段階から継続的に関与させたことが、高い受容性につながっています。
検証完了後、DB SchenkerはSUITX by Ottobockと包括契約を締結。製品だけでなく、エルゴノミクス専門家による継続的なサポートも含まれ、各拠点は社内プラットフォームを通じて最適なエクソスケルトンを導入できる体制が整いました。

進化し続ける取り組み
DB Schenkerにおけるエクソスケルトン導入は、まだ途上にあります。技術は進化を続け、現場のフィードバックを反映しながら、SUITX開発チームとの密な協働が続いています。
快適性や使いやすさの向上を通じて、エクソスケルトンは物流現場における「当たり前の装備」へと近づきつつあります。
掲載メディア
『DB Schenker positioniert sich mit klimafreundlichen und ergonomischen Lösungen erfolgreich auf der LogiMAT 2024』(独)
『Gesundheits- und Arbeitsschutz: Exoskelette – Einordnung und Beitrag DB Schenker』(独、PDF)
『Wenn Conny zu Conan wird』(独)
『DB Schenker rüstet Mitarbeitende mit Exoskeletten aus』(独)
『Fokus auf Gesundheitsschutz: Exoskelette im Regelbetrieb bei DB Schenker』(独)
『Wenn "Exo" unter die Arme greift』(独)





